他者との違いを知るために「自分らしさ」の傾向を知ることが必要?

そうなんです。僕は秒単位で動きたいけれど、頼まれごとをしたAさんは僕とは違うかもしれません。行動する前に、やる順番を大切にしたり、様々な可能性を吟味してリスクを洗い出したりしたい人だとしたら、「なるべく早く」は、「たった今、すぐに」ということを意味しないでしょう。

なるほど~。私の場合、「早くやって」と言われたら、「明日くらいまでにやればいいか~」と思ってしまうかもしれません(笑)

僕、瓜生さんにもイライラするかもしれません。というのは冗談ですが、つまり、人は、イライラの原因を自分の外に求めてしまいます。相手が「自分の思い通りに動いてくれない。」だから、「イライラする」と思いがちです。でも本当は、Aさんの行動に対して反応しているのは自分自身の価値観です。自分自身が大切にしている「スピード感や臨機応変さ」という価値観が満たされないからイライラするのです。

相手を動かしたいのではなく、自分を守りたいんですね。

そうなんです。だから、まずは、「自分らしさ」の傾向を知ることが必要なのです。自分自身が大切にしている価値観がわかったら、「今すぐにやって欲しいのだけれど、できますか?」といった伝え方に変えることができます。自分の価値観を満たすような形で相手に伝えることで、相手はこちらのニーズを理解して行動し、その結果自分の価値観が満たされることにつながります。さらに、相手の価値観を尊重できればなおいいですね。そのためにも、まずは自分らしさを知り、自分自身の価値観を認めましょう。それが、相手の価値観を理解し、尊重することへの第一歩となります。

ありがとうございました。次回も楽しみにしています。

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