連携

日本地域統合人材育成機構 理事長 重田 由美様に連携について語っていただきました。

【寄稿】病院における地域連携室の成り立ちと全国連携実務者ネットワーク―全国につながる連携の輪―

自分自身だけで解決できなければ、助けてくれる仲間がいる

筆者が地域医療連携の実務に携わってから早いもので19年になります。その間に医療や介護の現場、行政、大学、地域など様々な場所で仲間といえる人たちと出会うことができました。多職種連携で患者さんを支えていく今、この仲間の広がりは全国連携実務者ネットワークを通じてさらに広がり『誰かが力になってくれる安心感』を得ています。というのも、複雑な課題を未来志向で解決していく地域連携の分野では、多職種とのつながりがとても重要です。それは様々な専門職の視点を融合させ、患者に一番あった支援方法を考え抜く術を養うことができるからです。自分自身だけで解決できなければ、助けてくれる仲間がいる。そんな環境を全国連携実務者ネットワークでは交流を重ねながら築いてきました。

地域医療連携は「場所を特定しない多職種協働患者支援」

15年程前は疾病管理を機能で分けた病院で連携して、継続診療を行う形態からスタートしました。ですので、この時代の連携先は病院や診療所とのやり取りだったと振り返ります。そして連携の場所は住み慣れた自宅で過ごせる在宅や施設にまで広がりました。同時に連携の相手は医療専門職だけでなく、介護や福祉の関係者との連携が広がってきました。さらに今は、場所も人も柔軟につながっていく時代です。民生委員や自治会の方々、近所の居酒屋の大将まで、患者さんを取り巻く背景をしっかり捉え、つなぎ巻き込む必要がある人はしっかりつながっていきましょう。時に医療者は自分の思考の枠から抜け出せず、固定概念や思い込みで仕事をする傾向にあります。これから多職種連携の成功はゼロベースで考えること、全国連携実務者ネットワークで仲間を増やすことがキーかもしれません。

重田 由美様

特定非営利活動法人
全国連携実務者ネットワーク 副理事長
日本地域統合人材育成機構 理事長

重田 由美様は「イキ!イキ!現場リポート」にも登場いただいたことがあります。こちらもどうぞ。

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\それいゆ執筆陣/ 佐々木直隆、岡伊津穂、中林梓、長幸美、納見将志、岩尾篤、石井洋、福田幸寛、新改法子