編集部コラム

高齢者虐待防止のお役に立てるか?マインドフルネス講座を受けています。

ビジネスマインドフルネス講座に参加しています。新型コロナウイルスの影響下ですからzoomによる研修ですが、心を潤す良い体験になっています。

マインドフルネスとは、Wikipediaによれば、「現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程」とのこと。人は誰しも、今、この瞬間を生きてはいるのですが、心の中は過去や未来の行き来をしています。昨日の失敗を引きづったり、未来の心配事に心を奪われ悩んだり不安になったり…。マインドフルネスは、そうしたネガティブな心の不安を整理して「今ここ」の状態に目を向けること(だそうです)。

なぜ「それいゆ」でマインドフルネス?

マインドフルネスを紹介することで「高齢者虐待防止に貢献できるのではないか」と考えたからです。

平成30年度の「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果では、介護施設従事者による虐待は年々増えており、実は深刻な社会問題になっています。

出典:平成 30 年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果」

皆さま、この調査結果は目を通されましたか??

平成 30 年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果より
第1位は、「教育・知識・介護技術等に関する問題」で、これはスキルの問題ですから、日々の研修などでクリアにしていく必要がありますが…

資料を見て本当に驚いたのですが、虐待理由の第2位が「感情コントロール」なのです(上の資料の(3))。そしてマインドフルネスの効果の一つに、「感情コントロール」があるのです。

職員の「感情」によって入居者等を虐待

これはあまりに痛ましいと思います。

スタッフの皆さんが感情をコントロールできなくなってしまった理由もいろいろとあるでしょう。

日々の忙しさやストレスなど、想像するだけで私もいくつも思い当たります。しかし、不思議なのは、同じくらい忙しくても平然と仕事をする人もいれば、ほんの少し忙しいだけなのに、プンプン怒っている人もいる、ということです。雨が降ってもお天気でも文句を言う人もいれば、天気にかかわらず穏やかな方もいますよね。同じ状況下であっても、人によってさまざまな反応がある…。

怒るポイントやイライラするタイミングは人によって違う?

だとしたら、まずは、自分はどんな時に怒るのか、自分の感情を知ることこそ大事です。怒るポイントを見つけて、自覚すれば、そのポイントを避けて歩くことができるかもしれません。そのために、自分を知ることをや内観を大切にする、マインドフルネスは良い手段ではないか、と考えています。

(私が教えていただいている先生曰く)マインドフルネスは、「良い」とか「悪い」、「好き」とか「嫌い」などの判断にとらわれず、自分の想いや考え、行動を観察し、受け入れている状態とのことで、これが実践できるようになると、注意力や集中力が高まり、感情コントロールもできるようになるとか。(こうした効果を期待して、スポーツ選手やビジネス界で、大きな広がりを見せていますよね。Yahoo!やグーグルがマインドフルネスを活用していることでも有名です。)

この講座は4週連続で行われます。まだ一回目の体験をしただけですが、心が落ち着き、穏やかな気持ちになりました。続けて行うことでどのような効果が得られるのか、楽しみです。

虐待防止は義務に

ご承知の通り、2021年介護報酬改定では、全サービスに「高齢者虐待防止の推進」の観点から、すべての介護サービス事業者を対象に、虐待防止に関する委員会の開催や指針の整備研修の実施等が義務付けられます(3年間の猶予が認められています)。

出典「令和3年度 介護報酬改定に関する審議報告の概要」より 
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瓜生千鶴
瓜生千鶴
WEB SOLEIL 管理人。リモートワーカー歴15年。M&Cパートナーコンサルティング所属し、「医療や介護の現場で働く方の活躍を全国に広めること」をミッションに活動。つながりのある方にスポットをあてたりステージを用意することが得意でikigai。