厚労省が作成したe-ラーニングツールをご紹介します。

検索キーワード 介護分野における生産性向上e-ラーニング
https://www.mhlw.go.jp/stf/kaigo-seisansei-elearning.html

「生産性の向上」などというと、頭の中に「?」マークがともったり、アレルギー反応を起こしたりする人がいるようですが、それは介護サービスにおける生産性の意味をとらえ違いをしている可能性があります。介護において生産性とは、利用者さんの尊厳を保ち、自立にむけてのお手伝いがどれだけできるか、ということ。そもそも介護保険法の目的条文にもそう書いてあります。そして、この生産性を高めることは、これから先、高齢化がさらに進むこと、認知症患者さんが増えること、しかしその一方で労働者人口がますます減ることなどを考えると、ますます重要になってくる、ということで、近年は、介護報酬改定にも盛り込まれるようになってきています。

介護保険法・第一条(目的条文)

この法律は、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、これらの者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、その行う保険給付等に関して必要な事項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする。

このサイトでは、介護スタッフの方の負担をできるだけ減らして、高齢者さんに向き合う時間を増やすためのツールや動画がいくつも紹介されています。

こちらの動画においても、減らせる業務の負担を削減し、「介護」そのものの質を上げていくこと=生産性向上と語られています。

介護に携わる方々が生産性向上のスキルアップを行う際に参考としていただくことを目的に作られています。

動画に加えて、課題の把握シート(エクセル)や業務時間見える化ツールなどもパッケージになっています。業務改善は、取り掛かかりが大変ですが、導入して動き出せば、その何倍ものリターンがあります。ぜひ取り組んでみてください。

課題把握ツール
  1. 1.課題把握シート(施設系サービス職員向け)
  2. 2.課題把握シート(居宅系サービス職員向け)
  3. 3.課題把握シート(居宅系・施設系サービス管理者向け)
  4. 4.課題抽出ツール(施設系サービス管理者向け) ※マクロあり
  5. 5.課題抽出ツール(居宅系サービス管理者向け) ※マクロあり
  6. 6.課題分析シート
  7. 7.進捗管理シート
  8. 8.事例対応表
業務時間見える化ツール
  1. 1.業務時間見える化ツール(Windows版) >※マクロあり
  2. 2.業務時間見える化ツール(Mac版) >※マクロあり
それいゆ編集部作成

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