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医療情報を知ろうと思ったら、やはり英語に触れるほかないと思う

40年近く前に小生が医師になった時、ある高名な大先輩の医師(元外科の教授であり、某市の市長経験者)より、「これから医療者として働くのなら、英文雑誌を読むように」と言われ、手に取ったものが「NewEnglandJournalofMedicine(NEJM)」でした。いわずもがな、世界最高峰の医学雑誌と言われているものです。近年はCovid-19関係の論文が毎週のように掲載されています。

大先輩の言うことだから聞かないわけにいかないと、素直に受け入れ、取り組んだわけですが、当時の私にとって、英文雑誌を読むことは困難そのものでした。なにせ、学生時代から、A41枚の英文ですら辞書を引きながら四苦八苦して読んでいたのですから。

世界の医療雑誌のコピー(10~15ページ)を渡され、朝のカンファレンスでプレゼンする修行もありました。苦労しました。

これは「抄読会」というものです。ただでさえ忙しい中にただでさえ苦手な英語の論文です。毎回前日は徹夜仕事で対応しました。本当に苦労しました。毎回前日は徹夜仕事で対応し苦労しました。ただ、今となっては懐かしいです。そのおかげで、英語にも慣れ、読み方のコツもわかり、なんとか読めるようになってきました。

日本のグローバル化の遅れは英語力不足のせいか

テレビ番組を見ました。バブル後の持続する衰退はなぜか、と言うことについて論じる番組でした。この番組によれば、どうやら原因は英語力にあるようです。まず21世紀になってグローバル化が進んだ。これにより世界のマーケットが広がってきた。30年前までは日本人1億人の人口規模をカバーしていればそれなりに良かったが、この30年で途上国は発達。日本のマーケットが小さくなり、今では5~10億人のマーケットでないと成り立たない。当然ながら、中国、インド、東南アジアなどを視野に入れる必要が出てきたが、ここで問題となるのが英語力、それも発信力が問われている、というわけです。物を売るだけなら(ウォークマン、テレビゲーム等)メードインジャパンで売れますが、外国からの情報受信、海外への情報発信、ソフト分野では英語が必須。日本語では誰もわからないという問題があるのです。いわゆるガラパゴス化の原因になっているとテレビは言っていました。

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この記事を書いた人

岡 伊津穂
医学博士ICD感染制御医
NPO法人日本医療・福祉環境サービス法人 理事長
職業感染共済会 理事長/ 職業感染制御研究会幹事
特定非営利活動法人日本医療・福祉環境サービス協会(JHWESA) 理事長

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\それいゆ執筆陣/ 佐々木直隆、岡伊津穂、中林梓、長幸美、納見将志、岩尾篤、石井洋、福田幸寛、新改法子